[人口]合計特殊出生率、宇陀市の順位が悪すぎた

東洋経済『都市データパック 2023』(東洋経済新報社)より

2023年6月、東洋経済新報社は『都市データパック 2023』を発刊しました。
宇陀市の「合計特殊出生率」は、1.13で、低位から10番目でした。前年と変わらずでした。

この統計は、全国の市〝792市〟と、千代田区・中央区・港区をのぞいた東京都内の〝20区〟、合わせて〝812市区〟について調べたものです。

低位の1位が豊島区、2位が中野区、3位が新宿区、
そして、目黒区、杉並区、渋谷区、浦安市(千葉県)、文京区、世田谷区と続き、10番目に、宇陀市です。

子どもを産む人数は、個人の自由ですが、宇陀市の合計特殊出生率は、全国トップクラスの低さとなっています。 合計特殊出生率が低い理由は、東京と宇陀市とでは、ちがうでしょう。宇陀市の合計特殊出生率の低さは、宇陀市の人口減少につながる深刻な問題です。

「合計特殊出生率」とは、15~49歳の女性が一生のあいだに出産する子どもの人数を計算したものです。人口を維持するためには、2.07以上が必要とされています。政府が掲げている目標は、1.8以上です。

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参考サイト
人口問題の研究者「天野 馨南子のレポート」(ニッセイ基礎研究所)