ニュース – 宇陀新聞社

2024年4月7日、宇陀市議会の山本裕樹議長は、新聞折り込みにて『山本ゆうき市政報告』を配布し、次の市議会議員選挙（2024年5月5日告示・2024年5月12日投開票）に、立候補しないことを表明しました。

立候補しない〝理由〟については書かれていませんでしたが、住民・職員・関係者への感謝の気持ちと、これまでの10年間の議員経験をこれからも宇陀市のためにいかせるよう、研鑽（けんさん・学問などを深くきわめること）をつんでいくという気持ちが書かれていました。

立候補予定者説明会（2024年2月27日）に出席していなかったことから、「立候補しないのではないか？」というウワサがあり、動向が注目されていました。

盆踊りの文化継承・普及活動をされている「奈良躍遊会〝ならやくゆうかい〟」の高岡伸和会長（大宇陀岩清水）に、会をつくったきっかけや、盆踊りの良さについてインタビューさせていただきました。

記者
「奈良躍遊会」をつくったきっかけについて教えてください。

会長
私が子どもだった時代は、いたるところで、夏になると盆踊り大会がおこなわれていました。盆踊りが楽しかった想い出は、今でも心のなかにあります。
社会人になって、シャープ（sharp）で働いていたときも、各地の盆踊り大会へ行って、盆踊りを楽しんでいました。社内で、楽器の演奏ができる方々に「一緒にやろうよ」と声をかけて、1990年頃、私が30歳くらいのときに、会をつくりました。
メンバーの人数や、盆踊り大会で演奏する機会も、口コミで少しずつ増えてきました。

記者
盆踊りは、夏のイメージがありますね。

会長
はい、7月・8月になると、各地の盆踊り大会から出演依頼が来ます。盆踊りの文化を守り、広めていきたいので、宇陀だけでなく、奈良市、田原本町、橿原市、香芝市、京都市などへも出張して、演奏しています。
また、企業の夏祭りにも出演させていただいています。
複数の老人ホームにも慰問活動（ボランティア）として出張しています。おじいさん・おばあさんがとても喜んでくれます。やりがいを感じます。
練習は、一年をとおしておこなっています。月3回練習しています。5月・6月になると、毎週練習をしています。

記者
楽器は、どのような楽器を使っておられるのですか。

会長
太鼓（たいこ）、三味線（しゃみせん）だけではなく、リズムがしっかり、老若男女・みんなが踊りたくなるような音頭を目指して、楽器の種類を増やしてきました。太鼓、三味線、ギター、キーボード、ベース、鐘、拍子木（ひょうしぎ）、ボンゴ（打楽器）、アコースティックギターがあります。

記者
何曲の演奏ができるのですか。

会長
河内音頭、江州音頭、炭鉱節など、15曲ぐらい演奏ができます。

記者
これからの夢はありますか。

会長
私にとっては、盆踊り文化の保存・継承・普及をライフワークにしていきたいです。
年齢に関係なく踊れて、全世代が一緒になれるのが、盆踊りです。
お年寄りには、喜んでもらえます。若い方には、盆踊りの良さを知っていただきたいです。
盆踊りは、先祖供養の祭りでもあります。ご先祖様と老若男女が一つの輪になることができる、盆踊りという昔の良き伝統を守り、広めていきたいです。

記者
メンバーの募集はされておられますか。

会長
仕事などをしながら活動しているメンバーが多くいますので、土曜日に大宇陀岩清水で練習しています。楽器の演奏ができる方はもちろん、未経験者でも、ながく続けていく意欲があれば演奏できるようになるでしょう。私のほうにお問い合わせください。

記者
色紙に「繋（つなぐ）」と書いた想いは。

会長
人と人を繋ぐ、老若男女を繋ぐ、会場に来た人みんなを繋ぐ、ご先祖様と繋がるのが、盆踊りです。その想いをこめて、「繋」と書きました。

奈良躍遊会ホームページ
https://narayakuyukai.amebaownd.com/