[市議会]市長、駅前交流施設の計画に賛否両論を言われて「やってられない」

宇陀市役所

2022年9月20日、宇陀市議会9月議会(令和4年第3回定例会)の第3日目がおこなわれた。
議員による一般質問がおこなわれた。

駅前交流施設の計画について、指定管理者が決まっていないため、今後の予定について、議員が一般質問した。

市長は、宇陀市議会6月議会の初日(2022年6月6日)に、指定管理者を決定する議案(「宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について」)」を市議会に上程した。
しかし、2日後の2022年6月8日、市長は「議案の上程を撤回したい」と、議案上程を取り下げた。
指定管理者が内定していたが、白紙になった。
議員5人が、市長に理由を質問したが、市長は「再考したい」と答えるのみだった。

市長は、この日(2022年9月20日)、撤回した理由を述べた。

市長は、応募書類で、収支計算書に計算ミスが見つかったなど、撤回した理由を述べた。
市長は、議案上程を撤回したとき(2022年6月8日)に、撤回の理由を述べていれば良かったのだが、「再考したい」と答えるのみだったため、
議員・市民は、「なにがあったのか」と、不信感を持った。

市長
「議長から、駅前交流施設をなんとか実現してほしいと言われたことがあります。議会の総意(議員全員の意見)として受け止め、議会の後押し・ご理解をいただけるものとして、駅前交流施設の実現に向けて取り組んでまいりました。その後、ある議員から「いったん計画を進めることを休んではどうか」と言われたことがありました。議会は一枚岩ではないんだなぁと感じました」
「計画を進めようと取り組んでいるなか、駅前交流施設の計画に反対される議員がおられ、応募者がそれを気にして応募されなかったこともありました。このような状況ですと「やってられない」というのが本音です。奈良県に事業を中止しますと、これから報告しようかと思う気持ちです」
などと、本音を発言した場面があった。

市長は、感情的になってしまったとして、のちに発言を撤回した。

本会議は、あらかじめ用意した原稿を読み合うというイメージがある。

市民が見ていない「委員会」や「全員協議会」だけでなく、本会議において、市長と議員が本音で言い合うのは良いことである。お互い宇陀市を良くしたいと思っているのだから、本音で言い合えば良い。

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