[医療]コロナ検査、医院によって対応がまちまち、医療崩壊しているのか

発熱外来認定医療機関(診療・検査医療機関)及び抗原定性検査キットの配布医療機関について
発熱外来認定医療機関(診療・検査医療機関)及び抗原定性検査キットの配布医療機関について

新型コロナの感染拡大(第7波)は、宇陀市でも起きている。
宇陀市においては、毎日30人前後、多い日で50人近くの新規陽性者が発生した日もあった。
宇陀市内において、コロナ検査・診療をしている病院・医院は10か所ある。費用は無料(国費)。

濃厚接触者になった女性の証言

「2022年8月末頃、職場でコロナ陽性者が出ました。私(50代女性)は、2022年9月2日に軽度の症状が出ていたため、職場を早退し、奈良県の相談窓口に電話をしました」
「奈良県の相談窓口に電話をすると、〝24時間経過しても改善がなければ、『発熱外来認定医療機関(診療・検査医療機関)及び抗原定性検査キットの配布医療機関について』に掲載されている近くの病院に電話して受診してください〟と指示されました」

「その日、2022年9月2日、〇〇耳鼻咽喉科(榛原)に予約の電話をすると、〝今日はもう予約がいっぱいです〟と断られました。翌日について聞くと〝明日朝9時からですのでお電話いただいたら〟と言われ、翌朝(2022年9月3日)9時ちょうど頃に電話し、コロナ検査と言うと、すぐに〝本日はもう予約がいっぱいです〟との返答。のっけからコロナ検査はしたくないのかなと思ってしまうほどでした」

「その後、2022年9月3日、〇〇医院(室生)に予約の電話をしましたが、その受付の対応は本当にひどかったです。
奈良県の問い合わせ窓口で指示されたとおりに、24時間たっても、発熱・せき・鼻水・だるさの症状が続いていることを伝えました。
2度ほど電話口で待たされ、〝それぐらいの状態では検査できません〟と言われ、
〝もっと重症化しなければ受けられないということですか?〟と聞くと、〝そうですね。もっと悪化された場合は診察させていただきます。自宅待機ということになるでしょうね。かぜ薬でも飲んでゆっくりされたらいいんですよ〟と言われました。私は、職場へ検査結果を提出しなければならないと言うと、〝なら次は月曜日から仕事ということですよねぇ。それぐらいだったらどうせ検査しても陰性しか出ないんですよ。陰性しか出ませんよ〟と、医師でもない人に勝手に診察されてしまったような気持ちになってしまいました」

「その後、2022年9月3日、谷口内科医院(榛原)でコロナ検査を受けることができました。結果は〝陽性(コロナ感染)〟でした。先生ご本人が親切ていねいに対応してくださり、本当に助かり感謝でした」

「2つの医院の断り方や、対応に疑問が残りました。ちなみに2つの医院とも以前に診察を受けたことがあります。かかりつけ・健康保険証・受診歴の確認もありませんでした」
「桜井市にある病院では、健康保険証の確認で〝桜井市内在住者に限らせていただいています〟と言われて予約を断られましたが、対応としては納得のいくところでした」

「コロナ感染が拡大しているなか、『発熱外来認定医療機関(診療・検査医療機関)及び抗原定性検査キットの配布医療機関について』に掲載されている医院であっても、対応できていない医院が多いのではないか、必要な医療を受けられていない人がいるのではないかと感じてしまいました」