令和初日(2019年5月1日)は、大安と重なり、一生に一度あるかないかの特別な日であった。
全国では、「婚約届」を提出した国民がたくさんいて、役所に行列ができた。
元AKBアイドルも婚約届を出した。
奈良市役所では、令和初日と5月2日は「婚姻届専用のスペース」を作り、職員を増やして対応した。
宇陀市役所の対応は?
宇陀市役所は、5月2日に休日窓口開庁をおこなった。
5月2日なら、少し頑張って、5月1日に開庁できたはずだ。
5月1日に、休日窓口開庁をおこなっていた市区町村は、非常に多かった。
特別な日であることを、認識していたからだ。
宇陀市よりも人口の少ない、三好市役所(徳島県、人口26,000人)では、9組が婚姻届を提出した。
婚姻届は、住民票のある場所や、本籍地の役所でなくても提出できるが、
地元の宇陀で婚姻届を出したいと思った宇陀市民はいたはずだ。
「地元愛」を持っているからである。
市長が婚約届を受理するとか、市長がウッピーになるとか、予算をかけなくても、いろいろできた。
宇陀市は、「婚姻届めんどくさいから、他市に提出して」と言っているようなものである。
365日、宇陀市民は生活している、生きていることを忘れないでほしい。
市長にきつい苦言だが・・・
市長は、令和初日にできることをしなかった。
結果がすべてである。
職員から「令和初日に開庁しましょうよ」と、わざわざ意見が出るとは考えられず、「10連休したい」と思うのが普通である。
市長が、「5月1日」と「5月2日」は大違いという、ちょっとした市民感覚・地元愛がうすく、役人感覚だったのは、少し残念だ。
(社会部 竹田克司)