[財政]ごみ回収の人件費は、年間8,700万円かかっている

宇陀市指定ごみ袋(燃えるごみ)
宇陀市指定ごみ袋(燃えるごみ)

毎週決まった曜日に、もえるごみ等を回収してくれている作業員は、かなりの体力が求められ、危険な作業をおこなっている。
若者の人口減少によって、今後、作業員の人手不足が起きてくるかもしれない。

ごみ回収の人件費は?

宇陀市は、ごみ回収作業を、民間の清掃会社に委託している。
平成29年度(2017年度)の委託費用は、8,718万0,719万円であった。
1年365日とすると、1日あたりの委託費用は、23万8,851円となる。

ごみ袋の売上は?

宇陀市のごみ袋(燃えるごみ)の売上は、平成29年度(2017年度)は、4,358万7,800円であった。
ごみ袋の仕入れ代(635万1,534円)を差し引くと、3,723万6,266円になるが、委託費用8,718万0,719万円の4割しかない。

ごみ袋の有料化だけで、ごみ回収をやっていこうとすると、ごみ袋の価格(1枚50円×10枚=1袋500円)は、今よりも2.5倍(1枚125円×10枚=1袋1,250円)なってしまう。

宇陀市護美センター
宇陀市護美センター

宇陀市環境対策課
「榛原にあります宇陀市護美センターの改修予定については、改修予定はございません」

宇陀市護美センターは大丈夫か?

宇陀市護美センターは、現在のところ、改修、建て替えの予定はないそうであるが、
そのうち多額の改修費用がかかるだろう。
改修費用を負担するのは、宇陀市民である。
改修費用の積立金などの準備は、おこなわれているのだろうか?

人件費や改修費用に不安がある現状を考えると、ごみ袋の値上げが、いつか突然されそうで不安である。

以上の事実は、榛原・大宇陀・菟田野についてであり、
室生では、別のごみ袋が販売されており、ごみ焼却は東宇陀クリーンセンターでおこなわれている。
(社会部 竹田克司)