[宇陀市立病院]夜間宿直は 「救急車が来ても仮眠休憩をとれ」と言われていた

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2019年4月1日から、宇陀市立病院は、駐車場警備・時間外窓口・夜間宿直を担当する人材派遣会社を、宇陀市内のA社から、大和高田市のY社に変更した。
変更によって、年間151万円の経費削減となった。
しかし、問題が起きていることが分かった。

入札結果
駐車場警備・時間外窓口、夜間宿直
A社1,500万円(+151万円)
Y社1,349万円(落札)
N社1,380万円
D社1,800万円

夜間宿直(17:00~翌8:30、15時間30分)は、これまでのように2名体制でおこなわれているものの、「6時間の仮眠休憩」が新登場した。
実働は9時間30分となり、給料は11,000円と少ない。
151万円の経費削減は、仮眠休憩によるものだ。

パート労働者
「会社から、6時間の仮眠休憩を必ずとるように言われています。救急車が来ても仮眠休憩をとるように、と言われています」

2人体制なので、「一人ずつ時間をずらして仮眠休憩をとれば良い」と思われたが、仮眠休憩は6時間もあるため、実際にはそのような工夫をすることは無理だそうだ。
深夜において、夜間宿直0人の時間帯が存在する。

前に契約していた宇陀市内のA社は、すべての時間を労働時間と認めて、パート労働者に給料を支払っていた。
パート労働者は、すべての時間帯において、救急車・電話・死亡者などに対応できていた。

しているのは誰か?
宇陀市民、宿直パート労働者、夜勤の看護師
しているのは誰か?
Y社?、高見市長?

安かろう悪かろう

夜間宿直のパート労働者に、「救急車が来ても仮眠休憩をとるように」と指示しているY社の勤務体系は良くないと思うが、
このような契約をした高見市長に責任がある。
(社会部 竹田克司)