奈良県は、平成29年(2017年)に奈良県内を訪れた観光客数などを調べた「奈良県観光客動態調査報告書」を発表した。
地域別では、「橿原市・天理市・桜井市・宇陀市・宇陀郡・高市郡」観光客数は、1,783万3,000人(前年比1.3%減)だった。
奈良県の観光客数 4,420万人(前年比0.3%増、13万人増)
地域別
「奈良市・生駒市・山添村」
1,638万8,000人(前年比1.8%増、29万人増)
「大和高田市・大和郡山市・御所市・香芝市・葛城市・生駒郡・磯城郡・北葛城郡」
602万5,000人(前年比0.7%増、4万人増)
「橿原市・天理市・桜井市・宇陀市・宇陀郡・高市郡」
1,783万3,000人(前年比1.3%減、23万人減)
「五條市・吉野郡」
395万5,000人(前年比0.8%増、3万人増)
宇陀市について、奈良県に問い合わせたところ、観光局インバウンド・宿泊戦略室から回答をいただいた。
「奈良県では観光客の動向を把握するため、県内を4つのエリアに分け観光客数の集計・分析を行っています。
観光客の動線ごとに分析を行うことが有効と考えているためです。
今回の調査では、市町村別の集計は行っておりません。」
集計するには、市町村の数値を積み上げているはずだと感じたが、いずれにしても、宇陀市・宇陀郡を含む「奈良県の中部東部エリア」の平成29年(2017年)観光客数は、前年よりも減少していた。台風被害の影響とみられている。
宇陀市農林商工部によると、宇陀市の観光客数は、平成29年度(2017年度)で140万1,000人。
うだアニマルパーク25万6,000人、室生寺15万人、あきののゆ14万人、道の駅大宇陀11万6,000人となっている。
宿泊数は年間25,000人(美榛苑2万人)となっている。
(経済部 松本伸一)