[教育]中学生10名、〝エストニア〟での成果を報告

宇陀室生振興センター
宇陀室生振興センター

2023年9月3日、宇陀室生振興センターで、エストニア派遣の報告会がおこなわれました。

エストニアへ行った市長・上田議員のあいさつの後、派遣された中学生10名は、IT先端国家・エストニアで学んだアントレプレナーシップをもとに、「宇陀市の課題と解決策」を発表しました。

派遣された中学生たちは、3チームに分かれて、
「中学校の校則が(髪型・服装など)が厳しすぎます。エストニアでは生徒たちが物事を決めているのに、宇陀では先生が物事を決めています。校風を変えていくべきです」
「宇陀市の街並みは、エストニアの街並みのような楽しさがありません。宇陀市では、買い物ができるお店が少ないです。お店を増やせば、人口や市の財政も向上し、さらに好循環が生まれていきます」
「自由な創作活動ができる「アフタースクールVIVITA」のような施設が、宇陀市にもあってほしいです」
と、発表をおこないました。すばらしい中学生のアイデアを宇陀市が実現していくのは不明です。

その後、エストニアへの派遣をおこなっている会社「ネクストイノベーション」代表(CEO)熊谷宏人氏、西南学院大学でコミュニケーション学を研究している宮原哲教授が講評をおこないました。

報告会に参加して感じたことは、アントレプレナーシップは、エストニアに行かなくても、日本国内で身につける方法はいろいろあるのでは、ということでした。

市長は、「百聞は一見にしかず」と、中学生に、IT先端国家・エストニアの教育・IT技術を見てもらおうという考えで実施した事業でしょうが、費用がかかりすぎているのではと不安になりました。事業予算は4,635万6,000円で、生徒10人が大学に4年間行けるくらいの費用がかかっていました。

上田議員は、全日程参加しており、事業のチェック役として期待されましたが、行政が事業を正当化するために連れていかれたのではという印象を受けました。上田議員は、中学生たちに「グランパ(祖父)」と呼ばれていたそうです。

上田議員は、開催のあいさつをおこないましたが、報告はありませんでした。

〝(デジタルに詳しくない)祖父が孫(のような中学生)〟と過ごし、楽しい思い出をつくったようです。

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