やまのり英会話教室山村代表「毎日の奇跡に感謝しながら、英会話を教えています」

やまのり英会話教室山村典子代表に、宇陀での英語教育・子育て・少子化などについてインタビューした。

記者
英会話教室を始められたのは、いつでしたか。

代表
2011年からです。
ご近所さんに「うちの子に英語教えて」と依頼されたのがきっかけでした。自宅で、3人のお子さんに教え始めました。

記者
現在は、ここにある教室で教えられておられますが、ここの教室で教えられるようになったのは、いつからですか。

代表
2012年からです。教室にいい場所だなあと思っていたところ、お世話になっている方の土地・建物だということが分かったので、お借りして教室をやっています。

記者
生徒数は、何人ですか。

代表
生徒さんが多い年・少ない年、毎年変わりますが、現在は13人です。
平日の放課後に、授業をおこなっています。

記者
学年はどうですか。

代表
現在は、小学4年生から高校1年生までのお子さんが学んでいます。

記者
英会話教室ということですが、学校の英語とはちがうのですか。

代表
生徒一人ひとりのニーズに合わせて、テスト対策や英検対策、話す英語など、臨機応変に授業をしています。

記者
ということは、「英語教室をやろう」と思って始めたのではなくて、ご近所さんからすすめられて始めたということですよね。

代表
これまで、英語を教える仕事をしていた経験がありますが、室生で「英語教室をやろう」とは、最初は考えていませんでした。

記者
英会話教室をはじめる前は、どのようなことをされておられたのですか。

代表
大阪で生まれて、名張市で育ちまして、2004年に室生に嫁いできました。
大阪外国語大学を卒業し、英会話スクールのジオスや、大学で英語授業の助手として、英会話の仕事をしてきましたが、数学と物理を勉強していた時期もあります。30歳のときに奈良教育大学大学院に入学して、出産・子育てを経験して、ＦＭ名張で6年間、パーソナリティーとして番組を担当していました。
2011年に自宅で英語を教え始めたときは、ＦＭ名張のパーソナリティーもしていました。経歴としてはかなり変わっていると思います（笑）

記者
2011年に室生で英語を教えはじめて、現在までの11年間で、少子化は感じますか。

代表
感じます。若い世代の転入者が少なく、全体的に高齢化してきたなと。
放課後に子どもたちが集まって遊んでいる光景も、あまり見られなくなったと感じています。公園や自然など、子どもの遊び場所はあるけれど、子どもたちは点在して住んでいるので、近くに遊び相手がおらず、学校でしか会えないということが多いのではないでしょうか。
子どもの人数が少ないと、中学校卒業までクラス替えがありませんので、気の知れた生涯の幼馴染ができるという反面、人によっては高校に入学した時、新しい友達を作るのに苦労するかもしれませんね。

記者
お子さんは、何人おられるのですか。宇陀での子育てで、感じたことはありますか。

代表
子どもは3人おります。
宇陀市の幼稚園・こども園・小学校・中学校では、先生方にとてもよくしていただいています。地域でも子どもたちに目を配ってくださるので、子育てはしやすいように思います。
金銭面に関しては、子育て自体は小さい頃の方が大変ですが、大きくなればなるほど、奨学金制度があっても、学費が大きな負担になると感じています。

記者
室生での生活はどうですか。

代表
私が室生に嫁いできたとき（2004年）は、室生村でした。いなかや自然が大好きでしたので、私は村人にあこがれていました。周りの人々も優しいですし、気に入っています。

記者
買い物はどうされていますか。

代表
買い物は、名張市か榛原へ、半々です。毎日、買い物に出かけるようなことはありませんね。買いだめしていますよ。

記者
どのようなことに留意して、子どもたちに英会話・英語を教えておられますか。

代表
偏差値だけで判断しないようにしています。子どもたちが自分でやる気になるように、また、できるという気持ちを感じられるように、ほめたり、具体的な勉強方法を教えたりするようにしています。気くばり、目くばりも絶やさないようにしています。
宿題も、子どもに合わせて量や難易度を調整しています。

記者
生徒募集はされておられますか。

代表
はい。受け付けています。
英会話・英語だけではなく、算数・数学を教えることもできます。
週1日から大丈夫です。

記者
色紙に「Everyday is a miracle!」と書いた意味は。

代表
あたりまえにあると感じている日常が、実はあたりまえではなく〝奇跡（きせき）〟だという意味です。
あたりまえのことは、何一つない。日々全てが感謝です。