明光義塾 榛原駅前教室 佐藤幸子塾長に、少子化時代における学習塾や教育などについて、インタービューした。
記者
明光義塾榛原駅前教室ができたのはいつでしたか。
塾長
2004年に開校しました。今年は19年目になります。
記者
塾生の学年・人数はどうなっていますか。
記者
塾生は、小学校1年生から高校3年生まで、約70人おります。
記者
教科は、どうなっていますか。
塾長
たとえば、小学校1年生ですと国語・算数、高校3年生ですと英語・数学・国語・理科・社会を学習指導しています。
記者
塾が開校してからも少子化が続いてきたと思いますが、少子化は感じますか。
塾長
少子化はすごく感じますね。
記者
どんなときに感じますか。
塾長
(宇陀市立)小学校の閉校が相次いだり、小中学校でクラス数が減少している状況を知るたびに少子化を感じます。塾としては、塾生一人ひとりをていねいに指導して、結果を出していくことが求められています。
記者
高校入試について、昔と今に違いはありますか。たとえば、私立高校への志願者が増えているとか。
塾長
公立高校への進学が主流という点は変わっていませんが、少子化によって公立高校が減り、合格しにくくなっています。人気校、たとえば、一条高校、畝傍高校、郡山高校、高田高校などは、今でも難関校です。
記者
むかし子どもがたくさんいた時代(第二次ベビーブーム世代)は、地元の榛原高校や大宇陀高校(現在の宇陀高校)に半数くらいは進学していたと思いますが、今はどうですか。
塾長
むかしに比べると地元の高校に進学する生徒は少なくなりましたが、地元の高校を目指している塾生もおります。高校入試では内申点が重視されています。内申点に自信がない生徒は地元の高校を目指していても塾で学んでいます。
記者
明光義塾と言うと、全国に教室がある大手ですよね。ほかの塾にはない強みはどんなところですか。
塾長
明光義塾は約60年間、子どもたちの学習指導をしてきた実績があります。
榛原駅前教室は、18年間、宇陀の地域に密着して、子どもたち一人ひとりに合わせて学習指導をしてきました。
教材は、明光義塾オリジナルの教材を使用しています。学校で分からないところがあれば、学校の教材にも対応しています。
記者
やりがいを感じるときは、どんなときですか。
塾長
塾生が志望校に合格したときです。
記者
年に1回しかありませんよね。1年365日、やりがいを感じ続けることができますか。
塾長
ふだんは、塾生が教室に来てくれただけでもうれしいですし、元気な笑顔が見られただけでも、やりがいを感じますよ。
記者
新型コロナの影響はありましたか。
塾長
ありましたね。第1回目の緊急事態宣言が出たときは、約1ヶ月半、休校しました。オンライン授業で対応したり、緊急事態宣言が解除された後も、塾生の人数を制限しながら授業をおこなってきました。
記者
オンライン授業とは、新型コロナ後に取り入れたものですか。
塾長
明光義塾では、新型コロナ前からオンライン授業をしてきた経験があり、教室にオンライン授業用タブレットを準備していました。
記者
オンライン授業と実際の授業は、ちがいはありますか。
塾長
オンライン授業と実際の授業は、ちがいはありません。同じ内容の授業をすることができます。オンライン授業だと、塾生はマスクをしていないので、表情がよく分かります。
十津川村に住んでいる塾生がおり、オンライン授業で学習指導をしています。
記者
実際の授業は、個別指導ですか。
塾長
すべて個別指導でおこなっています。教室だと先生1人につき生徒3人まで、オンライン授業だと先生1人につき生徒2人までとなっています。
記者
では、先生はたくさんいるのではないですか。
塾長
そうですね。先生は約20人おります。
記者
おためしで入塾できたりしますか。
塾長
はい。塾生でない方も無料で参加できる「質問教室」というイベントをしています。定期テスト前に開催しています。
また、夏休みには「宿題かたづけイベント」をしています。塾生でない方も参加でき、無料です。
今年の夏休み宿題かたづけイベントには、なかしゅん、というテレビにも出ているプロのマジシャンをおよびすることになっています。大学へ行くことで人生の可能性がひろがることを伝えられたらと思っています。
記者
地域密着でがんばっておられるんですね。まとまった休日はありますか。
塾長
ゴールデンウィーク、お盆の時期に、まとまった休日を取ることができます。ふだんは、日曜日が休日です。
記者
お忙しそうですね。休日はどのような過ごし方をされているのですか。
塾長
宇陀市内や宇陀市外へおでかけをして、買い物やおいしいものを食べてリフレッシュしています。
天満台東3丁目にある「かふぇ悠(はる)」さんのエビフライが好きです。
記者
塾長は、先生もしているのですか。
塾長
先生の手が足りないときなど、たまに学習指導をするときがありますが、ふだんは全体を見守りながら塾長業務をしています。
記者
塾長は、得意な科目はありますか。
塾長
英語と社会全般が得意です。
榛原駅前教室を開校する前は、予備校教師をしていました。
記者
趣味はありますか。
塾長
マジックを見ることです。2年くらい前からマジックを見るのが好きになりまして、東京まで見に行ったことがあります。
記者
マジックはしないのですか。
塾長
しませんね。見るのが好きです。
記者
マジックのタネを知ろうとか、見破ろうとかするのですか。
塾長
いえいえ。マジックを見るのが好きで、タネを知ろうとか、見破ろうとかはしないです。タネは分からないままで良いです。
記者
ほかに趣味はありますか。
塾長
国内旅行が好きです。温泉がいいですね。
記者
色紙に「縁」と書いた理由は。
塾長
これまで18年間、地域の人たちのご縁のおかげで運営してくることができました。これからもご縁を大切にしながら、塾生一人ひとりに寄り添って、子どもたちの夢・可能性を広げていきたいです。
明光義塾 榛原駅前教室
宇陀市榛原萩原2843 池中ビル2F
TEL:0745-82-6251
https://www.meikogijuku.jp/school/nara/uda-shi/S1967/