市民目線の会 代表「住民の方々に、行政への関心をもっていただきたい」

「市民目線の会」 奥たかし代表

「市民目線の会」奥たかし(奥隆)代表に、「市民目線の会」を設立した目的・今後について、宇陀市について思うことなどをインタビューした。

記者
2021年3月、「市民目線の会」が新聞折込チラシを発行されました。
1年前、市議会議員選挙前に設立された「市民目線の会」と、同じところ・違うところは。

代表
1年前に、市民目線の会をつくったのは、市長不信任のあとに市議会が解散となりました。それで、急きょ、仲間を増やさないといけないと考えて、「市民目線の会」を立ち上げて、選挙にいどみました。選挙のための会でした。
今回の新しい「市民目線の会」は、いろんな勉強会をしていくとか、外部の方をお呼びして講演会をしていくとか、いろいろ考えております。
現在、会員は60名くらいおります。会員どうしのなかでも、建設的な議論が交わされていくでしょう。
年に4回ぐらいは、新聞折込チラシを発行していこうと考えています。どのような活動をしているのかを、住民の方々に分かっていただきたいなぁと思っております。会員はいつでも募集しております。

記者
1年前の選挙では、できることとして「市民目線の会」をつくられ、最善を尽くされた。

代表
一ヶ月もないような短期間で選挙になりましたので、勉強している時間もなく、問題や課題も感じておりました。
今回、新しく立ち上げた「市民目線の会」は、議員であっても、議員でなくても、私の想いはこの宇陀市が少しでも良くなればという想いで、「市民目線の会」でさまざまな活動をやっていきたいと考えております。
住民の方々が、選挙で議員を選ぶときに、候補者の考え・政策を分かっていただいてから投票してほしいなぁと考えております。
今までの議員が信用できないから、私は、2018年に立候補して議員になりました。信用できる議員がいたら、私はその議員に投票して、私は立候補していなかったでしょう。

記者
今回、新しくつくられた「市民目線の会」の目指すものは。

代表
一番は、住民の方々に「行政への関心をもっていただきたい」ということです。
政治は、住民の生活そのものです。
このまちを良くしていきたいという気持ちです。

記者
「市民目線の会」に、高見前市長は、参加されますか。

代表
オブザーバーとして話に入ったりはしてくれていますが、役員でもなんでもなく、会と深い関係はないです。
4月の定例会には、八木議員を呼んで、3月議会の報告会をしていただく予定です。
毎月、いろんな議員を呼んで、お話しを聴きたいなぁと思っております。
寺脇さん、辻合さんは参加されていません。植林さん(はやての会代表)は、たまに。
勉強会などは、大和富士ホール(榛原天満台西)や、農林会館(榛原上井足)の会議室などでやっています。

記者
八木議員とは方向性が合っているということですか。

代表
八木さんは日本共産党ですので、私は日本共産党ではないので、合うところは合うという是々非々(ぜぜひひ)ですね。合わないところは、まったく合わないです。
私は、議員定数の削減に賛成です。八木議員は、日本共産党の考えとして、議員定数の削減に反対されています。
五條市・御所市などの宇陀市と同じような市を参考にすると、宇陀市の議員は多すぎます。今のところは12人くらいで十分だと思っています。さらに人口減少していけば、もっと議員を減らしていくべきでしょう。
14名の議員たちは、それぞれ違う意見を持っているべきで、対話や議論をもっとするべきだと考えています。対話や議論すると、住民投票・不信任案など「ケンカ」になってしまっています。住民にとっては、一番不幸です。

記者
金剛市政については。

代表
これからの金剛市政については、もちろん関心をもって注視していますが、住民のためにやっている政策であれば、少々失敗されてもかまわないと思っております。修正しながら市政をされていけばよいと思っています。
私は、市政を批判することは、好きではありません。

記者
市議会については。

代表
市議会議員については、住民が選挙で選ばれた結果です。住民の代表として、議員さんたちが、しっかりやってくれることを期待しております。

記者
代表は、改革というイメージがありますが。

代表
すべてを改革せよという気持ちはないのですが、当然、むかしから大切に守られてきたものは、大切なものとして守っていきながら、今の時代・ニーズ(住民が求めているもの)に合ったものに変えていくことが大事かなと考えております。

記者
『信念』と書かれた想いは。

代表
政治活動をおこなっているなかで、「心ある信念」が私のモットーでして、「信念」と言うと固いイメージがありますが、相手の方を気づかう・相手の方がどのようなことを考えておられるのかを気づかったうえで、自分が信じた考え方というものを、きちんと表現していくことが一番大事かなと考えております。
どうしても政治に一番欠けてしまうのは、「住民を置き去りにしているような政治」「(政治家が)自分の保身に走っているような政治」になってしまいやすいことです。
「選挙に落ちたくないから、どこどこの住民には気をつかう」とか、そういう政治家にはなりたくないです。
つねに、一番なにが大事か、なんのために政治家をやっているのか、やっぱり住民の生活であったり、住民の生活をきちんと守っていくためには「信念」がなければできないと考えております。
そういう意味で「信念」と書かせていただきました。

「市民目線の会」2021年春号(おもて)
「市民目線の会」2021年春号(うら)

“市民目線の会 代表「住民の方々に、行政への関心をもっていただきたい」” への6件の返信

  1. 市民目線の会の主張は、正しいと思います。
    土建、箱物ありきの田舎的な行政では、今までの箱物の維持管理費を検証すれば、コストパフォーマンスの観点から、とりかえしのつかない事になっているのが、誰の目にも明らかですよね。
    変わらねばならない。意識改革。がんばって下さい。

  2. よっしさん、ありがとうございます。

    住民の関心が今以上市政に向けば、政策の段階で、市民にとって有益かどうかの判断が議会に任せきりにならずに住民が声をあげれます。

    住民の方々は、議員が出す市政報告のビラだけでなく自ら委員会傍聴や議会放送、市や議員に問合せるなどで情報収集して頂ければと願います。

    自分の投票した議員が、どの様な案件に賛成、反対(理由が大事)しているのか、または議会、委員会でどの様な発言をしているのか知っていて頂き、次回の選挙での判断材料にしてもらえれば、議員のスキルアップにも繋がると思います。

    国会議員、地方議員と様々なことで資質を問われています。
    投票された議員には責任が有りますが、投票した側にも責任があることを忘れないで頂きたいですね。

  3. 市民目線の会

    私は支持者ではないが、『市民目線の会』は宇陀市で貴重とも言える全うな政党だ。

    前回、議席数の拡大を狙ったのは、結果論だが裏目と言える。
    しかも、スケベ票と悪運で唯一当選した宮〇議員にあっさり裏切られたのは、今後の課題だと真摯に受け止めて欲しい。

    私個人の見解だが、上記チラシの内容で宇陀市を改革することは到底無理だろう。
    ただ、御政党には一番大事な『宇陀市を救いたい』と言う熱い思いを感じる。
    故に、今後は更なるバージョンアップを繰り返し、宇陀市救済に尽力して欲しいと切に願います。

  4. 市民X さん、ありがとうございます。

    人を簡単に裏切る人物を応援して議員にしてしまったことについて、取り返しの付かない事をしたと深く反省しております。今後二度と同じことを繰り返さないことを念頭に活動を行っております。

    今後も、市民目線の会で政治についての勉強会や議論を深め、宇陀市の政治が住民置き去りにならないように活動を深めて参ります。

  5. 市民目線の奥代表の行政に関心を持ってほしいと思う、今のあってないような議会構成では最たる理由はうだチャンの視聴率、議員の政策や考え方で封建的な宇陀市で何%の人が投票してる?
    次回の選挙間違いなく人口27000人前後になっている共産党以外の13人の議員で1人でも議員削減の動議を出す人が居ないか、市民目線も学校給食無料や議員削減とか色々な議論が出てるようですが是非難しと思いますが前に進めて下さい。
    会員60名いるそうですが、60%が高齢者、若い人も勧誘して大きな輪にして下さい。
    私も支持しています奥代表頑張って下さい。

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