田野瀬太道衆議院議員の不祥事、自民党が離党処分へ

2021年2月1日、自民党は、緊急事態宣言中（2021年1月7日から東京都などで宣言）に、自民党議員が銀座のクラブで深夜まで滞在していた問題（自粛破りの銀座の夜遊び）で、松本純衆議院議員（元国家公安委員長・神奈川県1区）、田野瀬太道衆議院議員（文部科学副大臣・奈良県3区）、大塚高司衆議院議員（衆院議院運営委員会理事・大阪府8区）の3名を、離党処分にした。

3名は、議員辞職はせず、「無所属」として議員を続けていく。
この「無所属」は、「自由民主党・無所属の会」ではない。

3名は、2021年2月1日、自民党の二階俊博幹事長に離党届を提出し、自民党の党紀委員会で受理された。
二階俊博幹事長が、離党をうながしていた。
田野瀬太道衆議院議員は、菅総理から、文部科学副大臣を更迭（こうてつ）された。

3名は、離党届を提出後、記者会見をおこなった。
3名は、政府が20時以降の外出自粛を求めていた緊急事態宣言中の2021年1月18日（通常国会の初日）に、21時前までイタリアンレストランでワインを飲みながらの食事後、23時すぎまで、1人10万円くらいする銀座の高級クラブに滞在していた。

3名の仲の良さは、自民党内では有名で、ひんぱんに集まって酒席をもうけていた。

松本純衆議院議員は、2021年1月26日の記者会見で、「3軒とも要望を聞くため1人で訪問し、飲酒は午後7時ごろまでだった。クラブでの飲食はしていない」と説明していたが、週刊誌で3名の行動が報じられ、松本氏のウソがばれた。

松本純衆議院議員は、田野瀬太道衆議院議員と大塚高司衆議院議員をさそい、イタリアンレストランと高級クラブで一緒だったことが明らかとなった。
1件目のイタリアンレストランと、3軒目の高級クラブでは、女性2人もいた。
クラブは、20時以降も閉店せずに闇営業（19時以降の酒類提供は自粛が求められていた）していた。女性2人は、3軒目で勤務しているクラブホステスだった。

一般的に、クラブは、ラウンジよりも高級なお店である。客には決まった専属嬢がつく「永久指名制」である。
別の女性とお酒を飲んでも、売り上げ成績は、専属嬢の成績（口座）になる。客と専属嬢は、深い関係になることもある。

田野瀬太道衆議院議員
「もともと私の知り合いの女性で、時短要請で苦しんでいる中で、よかったら食事でもして、お店にもお金を落として元気だしていこうというようなこともしたかったということで、一緒に食事しないかという話でなりました」
「もともと、その後、3軒目に行く予定ではなかったんですけど、食事の最中に、できたら顔だけでも出してほしいということを言われまして、私と大塚先生が先に入り、松本先生が後で合流しました」
「私も地元の支援者の皆さんとよくご相談させていただきまして、どうすることが一番いいのか、信頼回復に一番近づくすべは何なのかということを相談させていただいて決めたいと思っています」

女性のせいにしているように聞こえてしまった。

公明党の衆議院議員は、潔く（いさぎよく）議員を辞めた

公明党の遠山清彦衆議院議員（比例九州ブロック）は、2021年2月1日、衆議院議長に議員辞職願を提出した。
緊急事態宣言中の2021年1月22日に、銀座にある高級クラブで深夜まで知人（会社社長と思われる）と滞在していた問題の責任をとった。
自身の資金管理団体が、キャバクラ・スナック・ガールズバーに支出をしていたことも明らかとなっていた。
創価学会の婦人部が、厳罰を求めていた。
遠山清彦衆議院議員は、次の衆議院議員選挙に、立候補しない考えを示した。

自民党と公明党、対応に差が出た

自民党の二階俊博幹事長は、記者会見で、議員辞職した公明党の遠山清彦氏との対応の差については「独自の判断だ」と述べた。

私の単なる想像に過ぎないが、田野瀬太道衆議院議員は、偉大な政治家だった父・田野瀬良太郎元衆議院議員の地盤（人脈）・看板（知名度）・カバン（金）で、今年10月までにおこなわれる衆議院議員選挙に立候補し、また当選するのだろう。
そしていずれは、自民党に復帰するのだろう。
投票する国民（有権者）に責任がある。

2020年1月、東京の衆議院議員会館へ行ったが、国会会期中による多忙とのことで、会えなかった。次はぜひ、要望を聞きに、会いに来てほしいものだ。
（竹田克司）

“” への1件の返信

私は大和大学に勤めていた教員ですが、ありもしない事をでっち上げられて退職に追い込まれました。
大和大学でも入学式や卒業式で吹田市長選の前に後藤市長を呼び祝辞と題して、司会者が選挙前にも関わらずお忙しい中ありがとうございました。皆さん後藤市長をよろしくお願いします。と選挙活動をしていました。
自分が気に入らないと片っ端からから汚い手を使って退職に追い込んだり、保健医療学部では保存しておかなければいけない学生記録を捨てたり、その事実を学部長が口止めしたり、改ざん、隠蔽が横行していて、自民党の縮図のような大学です。