年収に関するウェブサイト「年収ガイド」によると、宇陀市職員(行政職員)の平均年収は、
奈良県内の市町村のなかで、1位だった。
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「年収ガイド」宇陀市のページ
人事課から、回答をいただいた
平成30年度決算における県内市町村の平均給与月額は、388,781円であり、
宇陀市の平均給与月額は、447,280円となっており、奈良県内では1番高い状況となっています。
その要因としては、県内市町村の平均年齢は42.4歳ですが、
宇陀市の場合47.0歳と、平均年齢よりも4.6歳高く、
県内市町村の中でも一番高齢になっていることから、奈良県内では一番高くなっているものと分析しています。
参考までに「平均給与月額」とは、給料月額と毎月支払われる扶養手当、地域手当、住居手当、時間外勤務手当などの、すべての諸手当の額を合計したものです。
報道資料等で、宇陀市の給料が一番高いと誤解されることがよくあります。
しかしながら、全地方公共団体の一般行政職の給料月額を同一の基準で比較するため、国の行政職俸給表(-)適用職員の俸給月数を100とし、計算した指数を「ラスパイレス指数」といいますが、
平成30年4月1日現在の県内市の平均は99.1、宇陀市のラスパイレス指数は99.0となっており、適正であると判断しております。
宇陀市職員(行政職員)の平均年収は、奈良県内の市町村のなかで、1位というのは本当だった。
宇陀市は、ほかの市町村よりも、職員人件費がかかっている。
この職員人件費は、毎年の昇給によって、これからも増えていくだろう。
一方で、人口減少などにより、宇陀市の税収は減少していくだろう。
定年などの退職によって、職員人件費が減っていくことも考えられるが、それは10年以上かかりそうな話である。
「職員人件費がかかるので、宇陀市民のために使う予算がありません」と、ならないように、
市長は行政改革をしていかなければならない。
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「たばこは町内で買いましょう」作戦
むかし(30~40年くらい前?)、「たばこは町内(村内)で買いましょう」という看板を、よく見かけた。
たばこ税が、町・村の財源になるからだ。
宇陀市職員は、宇陀市外に住んでいる方もおられるだろうが、
宇陀市職員みんなが、宇陀市内で買い物したり、飲食店を利用するように心がけてくれれば、宇陀の経済活性化につながるだろう。マイナスには、ならないはずだ。
洋服も、シューズも、本も、カバンも、自動車も、宇陀市内で買える。
車検も、自動車修理も、宇陀市内でできる。
回転寿司はないけれど、おいしいお寿司屋さんが、いくつもある。
(経済部 田中誠)