[介護]介護を必要としている宇陀市民が増え続けている

宇陀市で、要介護・要支援の認定者数は、2,554人(2019年3月)となっている。
これは、宇陀市人口の約8.4%にあたる。

[2019年3月] 要介護・要支援の認定者数 2,554人
要支援1 263人
要支援2 593人
(要支援 856人)
要介護1 240人
要介護2 450人
要介護3 406人
要介護4 374人
要介護5 228人
(要介護 1,698人)

10年間で、要介護・要支援の認定者数は、約1.4倍に増加した

要介護・要支援の人数は、
2008年4月は、1,828人、
2018年4月は、2,551人、だった。
10年間で、約40%増、723人増えた。

ちなみに、宇陀市人口は、
2008年4月は、37,246人、
2018年4月は、30,900人、だった。
10年間で、約17%減、6,346人減った。

宇陀市は、人口減少しているなか、要介護・要支援の認定者数が増加している。

[2008年4月] 要介護・要支援 認定者数 1,828人
要支援1 251人
要支援2 387人
(要支援 638人)
要介護1 309人
要介護2 279人
要介護3 300人
要介護4 173人
要介護5 129人
(要介護 1,190人)

[2018年4月] 要介護・要支援 認定者数 2,551人
要支援1 238人
要支援2 596人
(要支援 834人)
要介護1 267人
要介護2 455人
要介護3 430人
要介護4 348人
要介護5 217人
(要介護 1,717人)

将来の介護需給に対する高齢者ケアシステムに関する研究会報告書
将来の介護需給に対する高齢者ケアシステムに関する研究会報告書

介護現場の人手不足「2025年問題」、「介護難民」・・・

宇陀市の高齢化人口は、すでに、40%を超えている。
宇陀市において、在宅介護(地域包括ケアシステム)は、現在、100%、いや100%以上、整備されているのだろうか?

老人ホームなどもあるが、
「住みなれた自宅で、一生を過ごしたい」と思っている宇陀市民は、多いだろう。
「介護のお世話にならずに、ポックリ死にたい」と思っていても、
いずれ、ほとんどの人は、家族や介護職から介護を受けることになる。
介護は、するほうも、されるほうも、大変である。

高額な年金額を受給していても、介護は、お金で解決できるものではない。
介護する人がいなければ、どうにもならない。
お金があっても、孤独死するかもしれない。
お金があっても、認知症になるかもしれない。

介護は、若い世代にも関係。「他人事(ひとごと)」ではない

しかしながら、少子高齢化のなかで、若い世代にどんどん負担がかかっているように感じられるのである。

高見市長「公約を着実に実行したい」とは?

高見市長は、在宅介護(県と県立医大の協力による地域包括ケア)について、奈良新聞社で「公約を着実に実行したい」と言った。
2020年3月末、『宇陀市地域包括ケアシステム全体構想(2016年4月~2020年3月)』が終わる。
この書類を書き換えることを、公約しただけなのだろうか?
(社会部 竹田克司)

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