[美榛苑移転] 反対派市民「市民を無視した計画だ」

美榛苑・公園建設予定地
美榛苑・公園建設予定地

ひのき坂への(新)美榛苑・公園の建設について、反対している市民グループに意見をうかがった。(2018年6月~8月)

●ひのき坂住民は、2018年2月になって、計画をはじめて知らされた。市議会で決まった後であったし、前から計画を知っていた前自治会長は、ひのき坂住民のためではなく前市長のために動いた。
●移転計画案には、金額のことが何も示されていない。
●建設部長は「ひのき坂住民からの反対意見は無かった」と、市議会でウソの報告をした。
●市は、ハイカー(登山客)に泊まってもらうと言うが、ハイカーは泊まらない。法事客が最多である現状を正しく認識していない。
●今の美榛苑に建て替えをするべきである。建設会社は、奈良県立医科大学・宇陀市立病院を建て替えた実績がある。業者に仕事をまわすことは可能。
●市民に知らされずに決定された今回の計画は、民主主義に反している。
●防災公園ではなく、「防災公園のようなもの」であった。市は、補助金をもらうためにウソをついた。
●市は、利権のために、「とにかく造りたくて仕方がない」。
●市は、業者に仕事をまわしたら良い。しかし、ムダなお金の使い方はすべきではない。
●宿泊施設を民設民営する休暇村との話し合いもなく、「雇用は100人です」と、誘致課長が発言していた。
●建設予定地の土砂崩れを補修し・トタン板を撤去し・枯れた桜を植え替えよ。これは、計画に関係なく、市が早急にすべきことである。業者に仕事をまわすことは可能。

建設予定地の土砂崩れ
建設予定地の土砂崩れ
トタン板、枯れた桜
トタン板、枯れた桜

●予定地は産廃地である。赤い水が川にしみ出している。市役所・病院にも適さなかった土地だ。宿泊施設を建てていいのか?
●1億円でできると言われた「平成榛原子供のもり公園」は、40億円かかった。今も赤字が続いている。
●建設予定地の緑化は賛成、しかし公園建設は反対。緑化で、業者に仕事をまわすことは可能。
●「平成榛原子供のもり公園」に、(新)美榛苑をつくれば良い。これで、業者に仕事をまわすことは可能。
●宇陀に宿泊施設は必要だ。しかし、宿泊費が高い宿泊施設はいらない。自転車競技選手が泊まれなくなる。

自転車ロードレース大会
自転車ロードレース大会

●建設予定地は、景観が悪く、宿泊施設は適さない。

建設予定地からの眺望
建設予定地からの眺望
現在の美榛苑からの眺望
現在の美榛苑からの眺望

●観光協会会長が、「宇陀市の発展のためには(ひのき坂)住民は我慢しなければならない」「道路は必要だ」と怒鳴っていた。
●前市長も誘致課長も建設会社も前自治会長も、無責任だ。チェックすべき議員は、正しい情報を知らないで賛成している。
●大きな事業だから、ひのき坂だけではなく、全市民に説明すべきだ。市民より利権が大事なのか?
●宇陀市の借金は400億円くらいあるはずだ。この10年間で9000人も人口が減った。ムダな宿泊建物は不要だ。廃校活用、古民家活用、公園活用ができるはず。観光庁特別顧問の講演でも話されていた、時代の流れである。業者に仕事をまわすことは可能。
●宇陀市立病院は、整形科は有名だ。美榛苑に宿泊を残し、リハビリ・療養できるように整備すべき。
●宇陀市は、このままではなく、変わっていくべき。ごろっと変われとは言っていない、少しずつ変わっていくべき。
●宇陀に、宿泊施設は必要だ。しかし、今回の建設予定地に建設するのは反対だ。
●ログハウス、茅葺きなどなら趣があるが、コンクリートの宿泊施設に人が来るのか?
●明日香村では星野リゾートが魅力的な宿泊施設を建設しようとしている。桜井市・橿原市など各地に宿泊施設ができようとしている。ありきたりの宿泊施設ではダメだ。市は「とくかく建てたい」だけ?
●計画は、前市長が建設業者へ贈る「置き土産」だ。
●市が言っている「民設」は、本当なのか信用できない。