[市議会]宇陀市長の「辞職勧告決議案」を可決

宇陀市役所
宇陀市役所

2019年9月27日、宇陀市議会9月議会(令和元年第3回定例会)の本会議最終日が開催された。

市長への辞職勧告

本会議の終わりごろ、多田議員が、市長への「辞職勧告決議案」を提出した。
根回しは無かったようで、突然の決議案に、議員たちは驚いた。

山本議員「不信任案を出す考えは?」
多田議員「当然ある。次から次へと問題が出ており、市長はみずから辞めるべき。不信任への呼び水だ」
宮下議員「どうして不信任案でなく、辞職勧告なのか?」
多田議員「市長は自省して、みずから判断すべきだ」
奥議員「いつまでも市長と議会が対立しているのは市民に不誠実だ、議員みずから身を切って不信任を出すべきでは?」
多田議員「勇ましいお言葉、議員みずから行動していただきたい」
井戸家議員「不信任の考えがある、市長は辞めるべきだ。どうして辞職勧告なのか?」
多田議員「市長みずから判断して、出処進退を考えていただきたい」
山本議員「百条委員会が終わったところなので、市長に考える時間を与えるということか?」
多田議員「その通りだ」
奥議員「今後、不信任案を必ず出すのか?」
多田議員「意見としてお聞きしておく」
松浦議員「辞職勧告と不信任は、まったく別として考えてよいのか?」
多田議員「辞職勧告は、市長みずから判断して辞めていただきたいということ。これは敬意を持って申し上げている。不信任案は、不信任ということだ」

辞職勧告決議案は、賛成者10名で可決された(反対者は、奥議員、八木議員、寺脇議員)。
しかし、辞職勧告が決議されても、法的拘束力はなく、現状は変わらない。
法的拘束力があるのは、不信任決議である。

不信任決議は?

議員たちは、市長への「不信任決議案」を提出しなかった。
それまでの各議員の発言を聞いていると、市長への不信任決議案が提出されるのではと思われたが、提出されなかった。

宇陀市においては、市議会が市長不信任案を可決すれば、高見市長は10日以内に市議会を解散し、議員たちを失職させるだろう。

総務省の資料
総務省の資料

美榛苑の大規模改修、市立病院の電子カルテ契約、奈良県との信頼関係・まちづくり、休暇村への損害賠償、ひのき坂の壁、市長公約の実現、情報公開、法令遵守など、解決すべき問題がたくさんあるが、高見市長が作り出した問題である。

高見市長に不満を持っている宇陀市民のなかには、市議会に対しても不満を持ち始める市民も出ている。
市民(50代男性)「市議会は追及が甘い」
市民(70代男性)「市議会は決断をすべきである」
市民(50代男性)「市長は頼りないが、市議会も頼りない」

これからも、宇陀市政の混乱は続いていきそうだ。
(社会部 竹田克司)

奈良新聞 2019.9.28
奈良新聞 2019.9.28